2013年07月07日
山岳渓流へ
今年はやはり各地での降雪量が多かったとの話をよくきかされていましたが、ようやくユキシロも一段落とのたよりを聞いて南会津の源流へと出かけてみた。
今回の同行者は、テンカラのベテラン釣り師と最近フライを始めたばかりの友人。3人で前日の晩のうちに林道の車止めまで走る。幸い先行者はいない。長いドライブから解放され、車外に出て伸びをする。かなり寒い。それもそのはず、車止めのこの地点で、すでに標高は1,400メートルほど、明日はここからさらに高低差200メートルほどを釣り上がる予定だ。梅雨のまっただ中ではあるが、幸い天気はなんとか持ちそうな予報だ。
早速、仮眠用のテントを設営し、ブルーシートをひいて軽く入山祝いの乾杯。山に着いて、先行者もなし、あとは飲んで寝るだけ。この瞬間がたまらなく好きである。1時過ぎに横になる。沢のせせらぎが耳に心地よく眠りを誘う。
明るくなって一度目が覚めると、もうなかなか寝付けない。5時頃にはテントを抜け出し、山の空気を胸いっぱいに吸い込む。山の朝は最高である。
やがて2人も起きだして、早速に釣りの準備。簡単に朝食を済ませると、もう踏み跡程度になってしまった林道を登りだした。30分ほど歩いて、適当な場所から入渓。水量は、もうユキシロの影響はなく、最高の状態だ。
さて、さっそくにかわるがわる竿を出すが、イワナの方はなかなかに渋い。まだ、水温が低いのだろうかと水に手を浸すがそれほど冷たくもない。まあ、いかに源流域とはいえ、そこは激戦区の南会津、おそらく年間かなりの釣り人が入るのだろう。これはなかなかに厳しい釣りになるなと思う。
釣りの方は渋いのだけれど、渓相は最高に美しい。場所によっては階段状に続く小滝が、かなりの勾配で突き上げる。沢歩きをしているだけでも、楽しくなる。
やがて、少しづつだけれど、イワナも反応をしだす。水深のある岩陰から出たイワナにはまだサビが残っていた。
標高が1,500メートルを過ぎると河畔のネマガリ竹の群生にはまだ少しだけ筍が出ていた。お土産にちょっとだけポケットに頂く。
お昼前には、時折太陽も姿を見せだし、その都度渓は一気に明るくなる。ただ、イワナの反応は変らない。時計を見れば丁度12時。大休止として昼食をとる。
午後、もっと突っ込もうかとの気持ちもあったが、なにやら空模様も怪しくなりだした為、納竿とする。運よく見つけ出した踏み跡を辿り、車止めへと歩を進めた。
この日、渋いイワナの反応の中で、やっぱり安定感のある存在感を示してくれたのは、定番のマーチュブラウン・パラシュート。これからの山岳渓流でもお薦めのパターンだ。
マーチブラウン・パラシュート
岐路、車を運転しだして40分ほど、突然の大雨となる。一時は40キロ以上は出せないほどの、景色も見えなくなる降りとなる。あの源流で、この雨にあったらさぞたいへんであったろうという話にになった。やっぱりどんな時でも、天候の変化には気を付けて、山では少し臆病すぎるくらいがちょうどいいのだなと思った。
今回の同行者は、テンカラのベテラン釣り師と最近フライを始めたばかりの友人。3人で前日の晩のうちに林道の車止めまで走る。幸い先行者はいない。長いドライブから解放され、車外に出て伸びをする。かなり寒い。それもそのはず、車止めのこの地点で、すでに標高は1,400メートルほど、明日はここからさらに高低差200メートルほどを釣り上がる予定だ。梅雨のまっただ中ではあるが、幸い天気はなんとか持ちそうな予報だ。
早速、仮眠用のテントを設営し、ブルーシートをひいて軽く入山祝いの乾杯。山に着いて、先行者もなし、あとは飲んで寝るだけ。この瞬間がたまらなく好きである。1時過ぎに横になる。沢のせせらぎが耳に心地よく眠りを誘う。
明るくなって一度目が覚めると、もうなかなか寝付けない。5時頃にはテントを抜け出し、山の空気を胸いっぱいに吸い込む。山の朝は最高である。
やがて2人も起きだして、早速に釣りの準備。簡単に朝食を済ませると、もう踏み跡程度になってしまった林道を登りだした。30分ほど歩いて、適当な場所から入渓。水量は、もうユキシロの影響はなく、最高の状態だ。
さて、さっそくにかわるがわる竿を出すが、イワナの方はなかなかに渋い。まだ、水温が低いのだろうかと水に手を浸すがそれほど冷たくもない。まあ、いかに源流域とはいえ、そこは激戦区の南会津、おそらく年間かなりの釣り人が入るのだろう。これはなかなかに厳しい釣りになるなと思う。
釣りの方は渋いのだけれど、渓相は最高に美しい。場所によっては階段状に続く小滝が、かなりの勾配で突き上げる。沢歩きをしているだけでも、楽しくなる。
やがて、少しづつだけれど、イワナも反応をしだす。水深のある岩陰から出たイワナにはまだサビが残っていた。
標高が1,500メートルを過ぎると河畔のネマガリ竹の群生にはまだ少しだけ筍が出ていた。お土産にちょっとだけポケットに頂く。
お昼前には、時折太陽も姿を見せだし、その都度渓は一気に明るくなる。ただ、イワナの反応は変らない。時計を見れば丁度12時。大休止として昼食をとる。
午後、もっと突っ込もうかとの気持ちもあったが、なにやら空模様も怪しくなりだした為、納竿とする。運よく見つけ出した踏み跡を辿り、車止めへと歩を進めた。
この日、渋いイワナの反応の中で、やっぱり安定感のある存在感を示してくれたのは、定番のマーチュブラウン・パラシュート。これからの山岳渓流でもお薦めのパターンだ。
マーチブラウン・パラシュート
岐路、車を運転しだして40分ほど、突然の大雨となる。一時は40キロ以上は出せないほどの、景色も見えなくなる降りとなる。あの源流で、この雨にあったらさぞたいへんであったろうという話にになった。やっぱりどんな時でも、天候の変化には気を付けて、山では少し臆病すぎるくらいがちょうどいいのだなと思った。
Posted by rivertalk at 14:13│Comments(0)
│釣行記
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